文字の見た目を端末に依存させない
このブログでは、Webフォントで文字を表示しています。
以前はWebフォントを使わずに文字設定を変えていました。見られる環境の人だけに表示されていればいいやという感じでした。
というのも、
Webフォントを使わない場合は、表示する端末にその文字が登録されていないと、いくら設定しようがその見た目で表示することはできません。
逆に、Webフォントを使えば、どの端末でも同じ見た目の文字を使えるようになります。
UDデジタル教科書体
私は「UD デジタル 教科書体」が好き、というのは、先日の記事↓で書きました。
UDデジタル教科書体は、文字がびっしり書かれていても、読みやすいように感じるので、気に入っています。
先述の記事でも書きましたが、このUDとはユニバーサルデザインのことです。
弱視や文字が認識しにくい人(ロービジョン、ディスレクシアなど)でも、読みやすいと感じる人がいるそう。
角ばったものに敏感な人(発達障害など)に配慮して、角を減らす工夫もされているらしいです。
UDフォントでテストの正答率が上がったという実験結果もあるとか。
【参考サイト】
■教育現場で話題!子どもの学習意欲を上げる「UDデジタル教科書体」とは? | 消費インサイド | ダイヤモンド・オンライン
Windows10にこのフォントが標準搭載されたので、目にする機会が増えました。
(テレビで観ておそらくですが、大阪府の感染症対策の呼びかけにも、このUDフォントが使われていました。なるべく多くの人に配慮しようという姿勢、感心します。)
ブログの文字を変える
ブログのフォントを変えたくて調べたものの、Webフォントは有料のものが多いのと、無料ではUDフォントのいいのが無く、以前は諦めていました。
「みんなの文字」という無料のUDフォントがあることは知っているのですが、私にとっては、パソコンで見ると文字がチカチカするように感じ…導入せず。
人によって、そして、表示媒体によっても見え方が違うので、文字選びはなかなか難しい。
端末搭載文字に影響される
私のパソコンにはUDデジタル教科書体が入っていたので、以前はWebフォントを使わずに、ブログのフォント設定をそのフォントに変えていました。
でも見られる端末は、まだ少ない。
スマホや、未対応のパソコンで見ると、フォントが適用されてないように見えました。
無料Webフォントを導入
他の端末でも同じ文字の見た目にするには、やはりWebフォントがいいよな…と思っていた時に出会ったのが、以下のサイト。
UDデジタル教科書体に変更 | 【学習障害むすこ】空気は読むが字は読めない
無料※で使えるの!!?
ということで、TypeSquare(タイプスクウェア)のWebフォントを導入してみることにしました。
※条件付きで無料、です。私のサイトは訪問者数が少ないので、幸か不幸か無料圏内。笑
なお、TypeSquare導入方法は、上記ページに記録しました。
端末によっては読みにくい・・・
登録を済ませ、早速念願の「UDデジタル教科書体」に設定。ワクワクしつつ、スマホで自分のブログを開いてみると
あれ・・・?
なんか、読みにくい・・・
パソコンや紙媒体では読みやすいと感じていた文字だったのに、スマホでは読みにくく感じたのです。
考えた結果、いくつか理由が浮かびました。
そこで色々とフォントを試してみました。
自分的読みやすさと見た目の好みを考慮した結果、「ヒラギノUD丸ゴ W6 JIS2004」に決定。
- UDフォントで読みやすい
- W6の太め文字を選択
- 文字が小さくても認識しやすい
- ゴシック体より丸みがあってかわいらしい
- 手書き風のクセがない
※あくまで、私の感想です。
見た目の参考画像
(左)UDデジタル教科書体(右)ヒラギノUD丸ゴ
↓パソコンの例
↓スマートフォンの例
右の画像の方が、スマートフォンでは見やすいかな?という印象でいます。
ただ、人によっては、UDフォントの方が読みにくいと感じる人もいるようで、文字選びは人の感覚によるので、やはりなかなか難しいです。
でもブログの文字を変えてから、「ヒラギノUD丸ゴ」も好きなフォントになりつつあります。
数字のイチ「1」、大文字アイ「I」、小文字エル「l」などを区別できるように、先端を折って書いてくれているのが、「ヒラギノUD丸ゴ」気に入りポイントの1つ。
過去のフォントはスマホで、「ブ・プ」のような濁点や半濁点(点や丸)が判別しにくいこともあるので、見やすく改良されたフォントがさらに増えたらいいな~。
※2021年1月27日:ブログタイトルを変更しました。「UDフォントでブログを見やすく」→「UDフォントが好き。ブログの文字を読みやすく。」